■テレ朝はリメイク爆死の前科アリ

 昨年放送されたSexyZone中島健人(27)とKing&Prince平野紫耀(24)W主演ドラマ『未満警察 ミッドナイトランナー』(日本テレビ系)も、17年公開の韓国映画『ミッドナイト・ランナー』が原作だった。

「こちらは平均視聴率9.4%。平野と中島が上半身裸になるシーンが多く2人のファンからは好評でしたが、原作のパク・ソジュン(32)は185cm、カン・ハヌル(31)も180cmでガタイもよく大柄なのですが、平野は171cm、中島も176cmと本家に比べてスケールが小さく、華奢。そうなると、肉体美がすごいとしても、本家に比べると見劣りしてしまうという声があり、しかもオリジナルの韓国版は日本でも配信サイトを通じて視聴できたので、そちらで満足してしまった人も少なくありませんでした」(女性誌記者)

 となると、がぜん不安になってくるのが今回の『六本木クラス』の出来栄え。これに関して、テレビ朝日には「前科」があるという。

「“事件がリアルタイムで進行し、1シーズンで24時間を描く”という斬新なコンセプトと、キーファー・サザーランド(54)演じる主人公ジャック・バウアーの強烈なキャラクターで大ヒットしたアメリカのテレビドラマ『24-TWENTY FOUR-』シリーズのリメイクで、大失敗しているんです。同作はテレビ朝日開局60周年記念作で、2020年10月から、近年では珍しい2クール全24話という力の入れようだったんですが……」(前同)

 主演の唐沢寿明(58)は原作のファンで本作についても「日本が舞台ではあるけれど、どこでロケをしているか分からないような絶妙な場所をチョイスし、オリジナル版の世界観を損なわない範囲で日本版を作ることができた。それはすごく良かったと思います。スタッフの力量とセンスを感じました」とコメントをしていたが、視聴率は4%台をウロウロ。最終回さえも5.9%と数字は振るわなかった。

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