■すでに不安視されている『梨泰院クラス』リメイク

「同じアジア圏の日韓の間でさえ、文化の違いは如実にありますが、アメリカドラマが原作ではそれがより顕著に感じましたね。『梨泰院クラス』にしても、日本のドラマに比べると暴力的な描写があったり、外食産業を中心に韓国企業ならではの駆け引きがあったりと、やはりそのままでは違和感を生じる描写も多い。そういう意味では、今回も不安が残ります」(前出の専門誌記者)

 もっとも、竹内とパク・ソジュンは年齢こそ4歳差があるが、身長はどちらも185cm。“国民の彼氏”と呼ばれた竹内に対して“ラブコメの神”"国民の男友達(ナムサチン)" と評されていたりと、役者の方向性については近いものがある。

 しかし、パク・セロイのトレードマークである「イガグリ頭」を原作通りにやれるのかどうか、という点は《髪型……どうなる?》《あの髪型するのも気になる》と、すでに不安視されている。

「竹内は昨年『テセウスの船』(TBS系)に主演し、その演技が高く評価されたほか、今年の5月にはアメリカ映画『セブンティーン・アゲイン(原題17AGAIN)』を原作にした日本版ミュージカルで初ミュージカルで“稽古というものを初めて経験しましたが、自分の知らない世界が広がっていて、僕の体の中にはない表現方法を取り入れるのが難しく大変な作業でした”とコメントを寄せつつも、いい演技をしていた。今回の『六本木クラス』も、どうにか成功させてほしいところです」(前同)

 ミュージカルに挑戦したり、初の金髪にしたり、いろいろと表現の幅を増やそうとしている竹内なら、あるいは「イガグリ頭」でも成功するかもーー?

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