■少しずつ距離を縮めていく2人

 さらに、この週は視聴者をニヤニヤさせるポイントが盛りだくさん。3月で東京の部屋を引き払うのに、なかなか会えない寂しさを感じていた百音に、菅波がコインランドリーに駆け込んできて、サメのキーホルダーのついた合鍵を渡すシーンが。

 菅波は「顔を見ると、やっぱり良いなって思うし」などと、またもや“好き”と言わずに気持ちを伝えつつ、一気に距離感が縮まることを匂わせる。また、モネが菅波の部屋に1人で入るシーンもあり、帰ってこない菅波を待つ百音の切ない表情が見られた。

 そして、ニヤニヤのクライマックスは、またもや週のラストにやってくる。1人で引っ越しの荷物整理をしていた百音は、菅波に電話で、いずれ地元に帰って仕事したいと告げる。すると、百音の想いを察した菅波は、仕事の合間をぬって15分だけでも会おうと誘った。

 すれ違いが続いていた2人が再会すると、百音は「待ってたんです、ずっと。鍵なんか渡すから。会いたかったんです、ちょっとでもいいから。先生だって、そう言ったじゃないですか」と語りかけ、「でも、先生もう行っちゃうから、返します」と、合鍵を菅波に放り投げる。

 すると、これまでスイカも柚子もキャッチできなかった菅波が、右手で合鍵をノールックキャッチ。百音と距離をとったまま見つめると「結論から言うと、大丈夫です。今後、何を投げられても、あなたが投げる物なら、僕は全部取ります」宣言し、百音が思わず菅波の胸に飛び込んだ。

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