■『FLASH』と『週刊女性』に掲載された証言に食い違い

 内田の母親のA子さんは『FLASH』の問い合わせに対し、「横領なんてありません」と不正を否定し、仮差押えについても「されてません」と応じている。一方、中川の所属事務所は「個人事務所での係争のためお答えできません」としている。

 前出の女性誌記者は言う。

「同日売りの『週刊女性』(主婦と生活社)にも中川家と内田家の金銭トラブルに関する記事が掲載されているんです。ただ、『FLASH』と『週刊女性』ではその内容にずいぶん違いがあるんですよね」

 9月14日発売の『週刊女性』では、中川家と内田家に数千万円単位の金銭トラブルが生じていると伝えている。

 中川の母・桂子さんが営んでいた会員制クラブが2020年6月に突如として閉店。「コロナ禍のため」という理由からだったが、それはあくまでも表向きで、今回の金銭トラブルが原因だった可能性もあるという。そして、そのトラブルの相手は内田の父親のNさんだとしている。

「金銭トラブルが勃発し、中川さんサイドの訴えが認められて昨年2月にNさん所有の土地が差し押さえられたことは『FLASH』の記事とも共通しています。また、『週刊女性』にはNさんのコメントも掲載されていますが、内田家は中川家に借金もなく、お金を騙し取ったこともないと主張。

 中川の母の桂子さんが誰かに吹き込まれて、内田家のレストランを奪おうとしている、中川さんも桂子さんに騙されているとまでNさんは証言しています」(前同)

『FLASH』では両者の言い分は平行線をたどっており、双方の弁護士の話し合いが続いているという。

「たしかに『FLASH』と『週刊女性』を読むと、双方の言い分に違いがあることが浮き彫りになります。ただ、『FLASH』は中川に近い周辺に取材して組み立てたような記事構成になっている印象で、一方の『週刊女性』は内田周辺への取材結果による記事、という印象です。中川の母の桂子さんは、『週刊女性』の取材に対し、激怒していますからね。

 つまり、中川家が『FLASH』、内田家が『週刊女性』というメディアを通しての“代理戦争”になりそうな様相を呈してきているんです」(夕刊紙デスク)

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