■TBSラジオ上層部とも強い関係の伊集院に現場は何も言えず……

 伊集院はかつて『オールナイトニッポン』や『伊集院光のOh!デカナイト』などニッポン放送で活躍。しかし、ニッポン放送の担当者とトラブルになり、同局の番組から降板。直後、TBSラジオに移って『深夜の馬鹿力』がスタートした。

 伊集院がニッポン放送からTBSラジオに移籍してから、長年ラジオで聴取率トップに君臨していたニッポン放送をTBSラジオが逆転。伊集院はTBSラジオにとって最大の功労者と言っても過言ではない。

「伊集院さんは自分自身では決してそうは思ってはいないでしょうが、ラジオ界で“偉くなり過ぎてしまった”わけです。長年、彼の深夜番組やかつて人気を博した『伊集院光 日曜日の秘密基地』を担当してきた人物は今ではTBSラジオの幹部に昇進。

 その人物が今回問題となった『らじおと』を立ち上げたわけですが、伊集院さんはTBSラジオの上層部ともつながりが強い。伊集院さん自身は“体制側”という意識はまったくないはずです。しかし、現場のスタッフは伊集院さんに加え、上のことも気にして何も言えなくなっているとも考えられます」(前出の制作会社関係者)

『女性セブン』では伊集院が最近、長年可愛がっていた愛犬を亡くし、精神的に不安定にもなっていたと伝えている。

「立て続けに2匹の愛犬を失ったと深夜ラジオで明かしています。番組内では愛犬の死も笑いに代えようと振る舞っていましたが、心根では相当ツラかったのではないでしょうか。また、コロナ禍でずいぶんストレスを感じているのではとも言われています。

 伊集院さんはラジオのトークのために全国各地に旅行行脚に行くことでも知られています。自分で綿密に計画を立ててルールを定め、その通りに旅行をするものの、自分で決めたはずのルールにがんじがらめになって不慮のトラブルに見舞われてしまうこともしばしば。それを面白おかしく語る、というのが『深夜の馬鹿力』のウリでした。しかし、コロナ禍でその旅行もなかなかできない。

 また、伊集院さんは仕事でもプライベートでも曲がったことは決して許さないタイプ。自分がこうだと決めたルールは何が何でも守ろうとする。だからこそ、伊集院さんの中で“デマベースの話をしていた”、となっていた新井さんに強く当たってしまったということは考えられそうです」(前同)

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