■意外と辞めたがりな若手世代
ちなみに同番組に出演したロンドンブーツ1号2号の田村亮(49)は闇営業騒動で事実上の「セミリタイア」になってしまった件を出演者に茶化されていたが、「だからこそ、ありがたいから来てくれる間は全部やる!」と、仕事のありがたみが分かったそうだ。
「結局、この回に出演したベテラン陣は“世間のズレを感じたら引退を考えるかも”という声もありつつ、全員がやれる限りは続けたいという旨で意見が一致していました。理由としては、やはり好きなことで仕事しているから、というのが大きいでしょうね」(専門誌記者)
少し下の世代だと、現状のお笑い界で抜群の好感度を誇るサンドウィッチマンは、60歳での引退を検討しているという。これはすでにコンビで相談して決めたことで、理由としては『M-1グランプリ』で優勝して次の目標がないこと、富澤たけし(47)の膝に水が溜まっていて、60歳の時期では立つのが厳しいのが理由だ、と20年11月6日の『バナナサンド』(TBS系)で明かしている
「さらに若い世代では、意外にもマヂカルラブリーの野田クリスタル(34)は早期リタイアを望んでいます。トレーニングジムの開業やゲーム開発と芸人の枠を超えた活動をしている野田ですが、9月23日の『文春オンライン』のインタビューによると、
“天下取ったら、お笑いはしなくていい。山の頂上に登山家は住みませんよね。ゲームやジム、単独ライブは仕事だと思っていないので、そういうもので埋め尽くされたらいいですね。今だけ働いて、50歳で隠居することを目指します”
そうです。いまバリバリ働いてるのも、“『M-1』王者の肩書は1年でなくなるから”ということです」(前同)
さらにEXITに至っては、来年に辞める可能性があるという。
「りんたろー。(35)は別に引退する気はないんですが、兼近大樹(30)が昨年2月放送の『ザ・発言X』(日本テレビ系)で“飽きてくるみたいのがあると思うんで、飽きたときに辞めようと思ってます”とポリシーを明かし、原田泰造の“2022年”という具体的な数字に“そうですね”としているんです。なるべく長く続けてほしいものですが……」(前同)
お笑い第七世代が頭角を現し、世代交代が進みつつある芸能界。松本や野田といったスターにはいつまでも活躍してほしいところだが、はたしてどうなるかーー。