■空気階段が歴代最高得点獲得!

「過去最高レベル」とも言われる激戦となった『キングオブコント』は、水川かたまり(31)と鈴木もぐら(34)によるコンビ・空気階段が優勝。エントリー総数3015組の中から第14代目王者に輝いた。

 審査委員長をダウンタウンの松本が務めたのだが、その他の審査員、東京03飯塚悟志(48)、バイきんぐ小峠英二(45)、ロバート秋山竜次(43)、かまいたち山内健司(40)が務めることは、当日発表されたことも話題を呼んだ。

 空気階段はファーストステージでは歴代最高得点となる486点を獲得。空気階段、ザ・マミィ、男性ブランコの上位3組が残ったファイナルステージでは474点を獲得し、見事な優勝を果たした。

 空気階段は1本目のコントにSMクラブに居合わせた消防士と警察官がプレイ中に火事に遭うというネタ、2本目には『メガトンパンチマン』という架空のマンガ作品がテーマのコンセプトカフェのネタを披露した。

「全組がそれぞれ面白かった、本当に過去最高レベルの大会になりました。トップバッターとなった蛙亭も一番手じゃなかったらさらに得点を伸ばしていたかもしれません。また、大ブレイク中のニューヨークが最下位、9位が昨年の『M-1』チャンピオンのマヂカルラブリーという順位となったことも、結果的には大会を盛り上げました。

 ただ、『キングオブコント』で優勝しても思った以上のブレイクを果たせていない芸人も少なくありませんよね」(前出の制作会社ディレクター)

 2016年に『キングオブコント』で優勝したお笑いコンビ・ライスは9月29日放送のラジオ番組『ナイツ ザ・ラジオショー』(ニッポン放送)に出演。賞レースに優勝すると移動の新幹線がグリーン車に格上げされる待遇改善が吉本芸人の間では定着しているものの、ライスはいまだに通常の指定席と自虐しつつ語っている。

「そんな中、今回の『キングオブコント』はコア視聴率10%超えを記録。空気階段はこの優勝を機にバリバリ活躍するのではないでしょうか」(前同)

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