■羽鳥慎一は世帯視聴率で“独り勝ち”

 加藤と谷原がしのぎを削る中、絶好調なのが羽鳥慎一(50)の『羽鳥慎一モーニングショー』だ。

「テレビ朝日の多くの番組がコア視聴率はそれほど取れていません。『モーニングショー』も同様です。ただ、世帯視聴率は圧倒的でシニア層をガッチリつかんでいる。世帯で10%を超える日も多々ありますし、10月1日には11%を超えましたからね」(民放キー局ディレクター)

 9月末から10月第1週目にかけては、新型コロナウイルスの緊急事態宣言の全面解除、自民党総裁選など、社会に大きな動きがあった。また、秋篠宮ご夫妻の長女・眞子さま(29)と小室圭さん(30)の結婚の話題も注目を集めた。

「シニア層が関心を示す話題があると、ただでさえ強い『モーニングショー』はさらに視聴率を伸ばすんです。ただ、コア視聴率は低い。

 午前8時台の情報番組は、『モーニングショー』世帯視聴率でトップを走り、『スッキリ』と『めざまし8』がコア層を狙いつつ、世帯視聴率でもしのぎを削る、という構図がしばらく続くのかもしれません」(前同)

 安住アナは『THE TIME,』を軌道に乗せることができるのだろうか。そして、午前8時台の視聴率戦争は今後どうなっていくのか――注目が集まる。

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