■いまも関係は健在

「この出来事をさんまさんは本当に恩義に感じており、以来、関根さんが“番組出てください”というと、すぐに出てくれるといいます。15年に関根さんが監督を務めた映画『騒音』にさんまさんが出演した件も、“さんまさん、お願いします”と言うと、“いつ撮るんですか?”と引き受けてくれたうえ、その引き受け方もふつうでは考えられない方法だったといいます」(映画業界関係者)

 関根は、

「ふつうはさ、(自分の所属事務所)浅井企画から(さんま所属の)吉本興業に行くじゃない? 俺が直接頼んじゃったら、“おーいマネジャー、空けとけな? 関根さんの映画に出るから空けとけ”って。そこから吉本に話が行ってるわけですよ。さんまさんのOKから行ってる」

 と、通常のオファーとは逆の段取りだった話し、

「そういう人なの。ものすごい男らしい人」

 と改めてさんまを称賛した。

「“19歳からの恩が……いま60?”という問いかけに“さんまさんこの間66歳になった。俺も8になっちゃったから。2歳違うんだけど”としたうえで、“2人だけが面白さに気づけた”という指摘には“嬉しかったね。天才の始まりを見たからね”と、47年前の邂逅を嬉しそうに語っていました。

 17年の『踊る!さんま御殿』(日本テレビ系)で共演した際は、楽屋で関根さんの孫と会った際に“関根さんの気持ちわかった、あれは行ってしまうわ”と、娘夫妻の家に通ってしまう関根さんに共感する発言をしていたり、いまも関係は健在。いつか、さんまさんが”京子ちゃんシリーズ”をリメイクして、それを関根さんが客席で見る……なんて日も、来るかもしれませんね」(前同)

 明らかになった超大物芸人2人の絆と、さんまの男気。テレビから劇場にシフトしても、ひたすら人を笑わせ続けてほしい。

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