■深刻マンネリ化で『笑ってはいけない』は来年の放送もナシ!?

 多くの不祥事芸能人が『笑ってはいけない』の恩恵を受けてきた。

「今回の番組“休止”というのはいったんリセットするという意味合いが大きいようです。松本さんがツイートしていますが、やはりコロナ禍ということも休止の理由として大きかった。しかし、それと同じくらい大きかったのが、“マンネリ化”だと言われていますね」(放送作家)

『笑ってはいけない』に対しては数年前から、視聴者からも「そろそろネタ切れでは?」「毎年同じことの繰り返しで飽きた」といった声が上がっていた。

「松本さんも数年前からやる気を失っていたという報道もありましたし、毎年のように会見では冗談交じりに“やめたい”と言っていましたからね。そもそも、『笑ってはいけない』は“『紅白』の裏でこれだけくだらないことをやったら面白いのでは?”というノリから始まったような番組ですからね。

 しかし、継続していくにつれて権威化していってしまい、“お笑い界の『紅白』”のような番組になってしまった。見るほうも“今年は何やるんだろう”、“誰が出る?”といった具合に、番組があるのが当たり前になっていた。

 ダウンタウンさん、特に松本さんはそこに違和感を抱いていたのではと言われていますね。また、演者の体力面も大きかったでしょうね」(前同)

 一番若手のココリコの2人ですら50歳。ダウンタウンの2人はあと2年で還暦を迎える。

「マンネリ化と、長時間にわたる収録で体力を削るようなことをやらなければならないことなどもあり、モチベーションもなかなか上がらなかったのではないでしょうか。今年はそこにコロナがあった。

 今年は休止ということですが、コロナが落ち着いてからもマンネリ化の打破は難しい。ダウンタウンさん2人の意向次第でしょうが、来年以降の『笑ってはいけない』の復活も難しいのでは、とささやかれていますね……」(同)

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