■春頃には“元気がない”と心配されていた宮司アナ

「今年の春頃、フジテレビ内部でも“宮司アナが元気がない”という声があったんです。それは目標としていた東京オリンピック・パラリンピックの開催が危ぶまれていたからだと思われていました。そして、オリパラ終了後には“退社してしまうのでは”ともささやかれていました。

 ただ、本当のところはお母さんの病状、そして死があったからだったんですよね……。彼女の想いが込められた文章にはフジテレビ関係者からも感動の声が上がっていますし、“語り継がれる名文”だとも言われています」(前出の制作会社関係者)

 ネットやSNSにも「涙なしには最後まで読めませんでした。辛いですよね……」「東京オリンピックでメインキャスターをされていた姿が天国のお母様に届くといいですね。いや、きっと届いていますよ!」「お母様が旅立つときにご一緒にいられたこと、誰よりも何よりもお母様が一番喜んでいらっしゃったと思います。最後に、いつも宮司さんからテレビを通して元気をいただいています。ありがとう」といった感動のコメントが多数寄せられている。

 最愛の母の死を正面から受け止め、赤裸々に、そして素晴らしい文章で綴った宮司アナ。彼女の活躍を、母親も天国から見守っているに違いない――。

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