■『イカゲーム』や『梨泰院クラス』に続く!?

 現在放送中の小栗旬(38)が主演を務めるドラマ『日本沈没―希望のひと―』(TBS系)は、毎週放送直後の深夜0時から、Netfilxで190以上の国や地域に一斉配信されている。

「今、『イカゲーム』や『梨泰院クラス』など、韓国ドラマが配信で世界を席巻しています。TBSも世界を見据えて、配信で自社のコンテンツを売っていく方針なんでしょう。ようやく、日本もその段階に入ってきたということです。

 世界でヒットすることがあれば、テレビ離れに苦しむ各局の懐事情もまったく変わってくるでしょうからね。フジテレビ、関西テレビも、『アバランチ』を機に世界に勝負を挑んでいくつもりなのではないでしょうか」(前出の民放キー局ディレクター)

『アバランチ』には、綾野の主演映画『ヤクザと家族 The Family』、映画『新聞記者』などを手掛けた藤井道人氏(35)がチーフ演出として参加。ドラマの放送前から綾野と藤井氏の再タッグにも注目が集まっていた。

「藤井氏は米倉涼子さん(46)が主演を務める、来年ネトフリで配信予定のドラマ版『新聞記者』でも監督を務めます。藤井氏は今、映画界で大注目を集めている若手で、関西テレビも勝負の月10枠で、世界でも勝負できる監督を起用したのでしょう。将来を見据えた投資、とも言える人選かもしれません。しかも、その月10枠では、しっかりと目先の視聴率も取ることができている。

『アバランチ』の試み、フジテレビ、関西テレビの姿勢は、テレビ界、地上波ドラマ界が変わってくる、その予兆とも言えるような攻めの一手かもしれません。ちなみに、来年1月クールの月10枠では、熱愛報道や初の水着写真集が発売前重版になるなど、何かと話題の浜辺美波さん(21)が主演を務める医療ドラマが予定されているといいますね」(前同)

 綾野主演の『アバランチ』は放送初回にして話題を席巻。テレビ界に“ドラマ革命”を巻き起こす作品になりそうだ。

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