■錦織と植草の退所につながったメリー氏の痛言

 少年隊は、2008年に1986年から続けてきた主演舞台『PLAYZONE』が閉幕。以降、2020年末まで、メンバー3人がジャニーズ事務所に籍を置いているにもかかわらず、グループとしての活動はない“開店休業状態”が続いていた。

「少年隊の中では東山紀之(55)は、ドラマや映画の主演も数多く務めるなど精力的に活動していました。その一方で、錦織と植草は表立っての活動は明らかに東山より少ない状況が続いていました。

 そんな中で2015年に少年隊が30周年を迎えるということで、錦織にジャニーズ事務所の方から期間限定での活動再開が打診されたといいます。しかし、この提案を錦織は拒否し、植草も錦織に追随。これに、ジャニーさんの姉のメリー喜多川さんが“いつまでタダ飯を食ってるんだ!”と、大激怒してしまったといいます。

 この一件がきっかけで2人の給与は、給料制から歩合制に変更。仕事も干されて経済的に困窮してしまう状況に。これが退所の引き金になってしまったと言われていますね」(前出の夕刊紙デスク)

 岡本は、映画出演がこの10年以上なく、ドラマ出演も2020年6月に放送された『行列の女神~らーめん才遊記〜』(テレビ東京系)へのゲスト出演が最後。舞台での活動が中心で、最近では8月30日から10月17日まで息子の岡本圭人(28)と共演した『Le Fils(ル・フィス) 息子』が公演されていた。

「岡本は舞台での活動がありましたが、会社にもたらす利益、貢献度は決して高いとは言えなかったでしょう。その割に、木村が慕っていたこともあってか、事務所での存在感は相当大きかったといいます。

 テレビ番組で後輩の面倒見が良い、と取り上げられたこともあった岡本ですが、態度も大きいところがあったとも言われています。事務所へのトータルの貢献度が低いものの、存在感は所属タレントのトップクラス。岡本はそんな状態だったので、良く思っていない事務所関係者もいたようですね。

 錦織、植草の件もそうですが、東山に次ぐ現役ジャニーズタレントのナンバー2とも目されていた岡本ですら、そうした“追い出し話”があるわけですから、現在のジャニーズ事務所の所属タレントに対する厳しい姿勢がうかがえますよね」(前同)

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