■「全部ホンマ」だった粗品の“まな板事件”
『新しいカギ』の「まな板事件」もその1つだろう。
5月14日放送の同番組のゲストコーナー「焼肉ソシナ」の収録の際、用意されていたまな板をADが本番直前に洗剤で洗ってしまい、粗品がこれに激怒。
実家が焼肉店を営む粗品は「営業前の焼肉店で、洗剤でまな板を洗うなんてありえない。新しいのを用意して!」となり、粗品が納得するまな板を買いに行く必要が生じたため、収録が3時間も遅れてしまったという。
9月10日放送の『新しいカギ』の中で、粗品自身がこの騒動について「あれは全部ホンマです」と認めたことも記憶に新しい。
「粗品さんの口癖は“これ、ちゃいますね”です。番組サイドが用意したコントの台本などに“これ、ちゃいますね”と言う場面は少なくありません。
ダウンタウンの松本さんもスタッフ側に求めるレベルは高いんです。でも、松本さんの場合、“こうしたらいいんじゃない?”、“こういう感じでいこうか”といった具合に、改善案を提示してくれる。粗品さんにはそうしたことが少ないと言いますね……。それでスタッフが頭を悩ませて事が前に進まない、収録に時間がかかってしまったりすると。
スタッフのほうは、粗品さんの求めるものに“とりあえず”対応する、何とか進行できるようにもっていく。そういう感じだから、霜降りの番組に前のめりになれないということもあるのかもしれません」(前出の民放キー局ディレクター)