■中居のテレ東ドラマ出演の可能性
「こうしたテレ東ドラマ事情と、今回の“25年ぶりMC”で期待したくなるのが、テレ東での“俳優・中居正広”の復活です。中居は12年に連ドラ、13年に単発放送された主演ドラマ『ATARU』(TBS系)以降は15年に草なぎ剛主演の『銭の戦争』(フジテレビ系)に1話だけゲスト出演しただけで、ドラマに出演していませんからね。映画についても、16年の『手をつないでかえろうよ〜シャングリラの向こうで〜』が最後です」(専門誌記者)
中居はSMAP時代からMC業を中心に活動しているが、俳優としての評価も高い。08年の主演映画『私は貝になりたい』は日刊スポーツ映画大賞・石原裕次郎賞 主演男優賞を受賞したほか、ドラマ方面でもザテレビジョンドラマアカデミー賞を計5回受賞している。
特に『私は貝になりたい』は59年にフランキー堺が、94年に所ジョージ(66)がそれぞれ主演で演じているが、映画評論家の宇多丸が当時の『ライムスター宇多丸のウィークエンド・シャッフル』(TBSドラマ)にて、
「平時の明るい表情の時はどん兵衛っぽく見える」としつつも、終盤の「つまんねぇ人生だった」と独白するまでの説得力を「明らかにフランキー堺版や所ジョージ版をはるかに凌駕していますね」
と評するほどだ。
「それだけに、中居にまたドラマをやって欲しいというファンは少なくない。テレ東で中居は19年に『出川哲朗の充電させてもらえませんか?』に出演し、話題を呼びましたが、今回の特番で改めて繋がりが強くなりました。いずれ、テレ東のドラマにも出演し、俳優業も復活してほしいものです」(前同)
過去にはサスペンスドラマの『ATARU』や板前と料亭を舞台にした『味いちもんめ』(テレビ朝日系)など、多様なジャンルのドラマに出演していた中居。
MCだけでなくドラマの世界も、「古巣」テレ東に帰ってきてほしい!