■『世界陸上』真っ只中に「240時間600kmマラソン」のナゼ

 禁止令が報じられる約5か月前の2008年7月、ドラマの制作発表会見に登壇した織田は、山本のモノマネについて「僕は笑えない。見ていると、心配になっちゃいますよ」と語っていた。

「織田さんサイドが出した通達は、法律用語をいろいろと持ち出していて、最悪の場合は裁判沙汰になることも示唆しているとも受け取れる文面です。今は雪解けしていると言われていますが、織田さんサイドは当時、山本さんのモノマネをどうにか封印したかったのではないでしょうか。

 通達が出た翌年の2009年8月には、いまだに“疑惑”がささやかれる“240時間マラソン”もありました」(前出の芸能プロ関係者)

 2009年8月13日から22日まで、TBSテレビとBS-TBSの『2009年世界陸上競技選手権大会地上波・BS独占テレビ中継』に合わせ、『真夏のJNN祭り「壁を壊そう!炎の240時間マラソン」』が放送された。

 同企画は、山本が大阪から東海道を横断し、東京港区の赤坂サカスにゴールするまで、総距離600kmをそれぞれ地元代表のランナーとともに走破するという内容で、夜間は芸人の長井秀和(51)やTBSの高野貴裕アナウンサー(42)が代走を担当した。

「ただ、『24時間テレビ』(日本テレビ系)のマラソンのように盛り上がるわけでもなく、そもそもなぜ10日間もかけて600kmを走るのかも、しっかりとした説明がなく、企画意図がよくわかりませんでした」(制作会社関係者)

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