■『日本沈没』の国内“一強”に待った!?面白過ぎる「給食ドラマ」

 海外からは“無視”されているものの、国内では“一強状態”にあると言えそうな『日本沈没ー希望のひとー』だが、その独走状態に“待った”をかけるかもしれない作品があるという。芸能プロ関係者は話す。

市原隼人さん(34)主演の『おいしい給食 season2』(テレビ神奈川、TOKYO MX、BS12トゥエルビほか)が今、めちゃくちゃ面白いと評判になっているんです。

『日本沈没』とは違い、キー局ではなくBSや独立UHF局での放送なので数字こそ出ないものの、作品の評判は上々。コラムニストの吉田潮さんも10月29日付の『PRESIDENT Online』で、“市原隼人の代表作にしてもいい”とまで言うほど絶賛しています」

 題名を聞いたこともないという人もいるであろう『おいしい給食』だが、アツい人気を集めているようだ。

 市原演じる主人公、給食を異常なまで愛する教師・甘利田幸男が、『痛快TV スカッとジャパン』(フジテレビ系)などにも出演する佐藤大志(15)演じる給食マニアの生徒・神野ゴウと“給食のおいしい食べ方バトル”を繰り広げるという同ドラマ。

 2019年10月期に1期が放送されると人気を博し、2020年3月には『劇場版 おいしい給食 Final Battle』と題して映画化。そして10月13日からドラマ2期の放送が始まり、2022年にも劇場版第2弾が公開される予定となっている。

「市原さんが演じる甘利田は普段は、『3年B組金八先生』(TBS系)で森田順平さん(67)が好演した乾友彦のように生真面目で堅物な教師です。しかし、心より愛する給食の時間になると、別人のようにコミカルな動きを見せるんです。

 また、市原さんは給食を食べているときのセリフはなく、彼が語るナレーションが流れます。普段の市原さんイメージとは全く違ったマシンガンのようなテンポでの軽妙な語り口が、映像のコミカルな動きと絶妙にマッチングして、大笑いを誘います。

 甘利田が食べ終わってから観察する、神野の食べ方に驚くシーンも毎回笑わせてくれますし、給食のシーンは非常に中毒性が高い。この給食シーンを見ると、市原さんはこんなに面白い俳優だったんだと驚かされますし、“彼の最高傑作”という評価が上がるのも頷けるほど、抜群に面白い作品になっています」(前同)

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