■清原の望みがある意味で叶った

「そんな新庄監督は、過去に“交通事故に8回遭っているんですけど、事故のたびにアタマが良くなったと思うんですよね。普通の人とアイデアが変わってきたというのかな、他の人の答えを聞いていると、あまりのレベルの低さに、びっくりしますもん”と話していましたが、監督に就任したことで改めて選手にインプットしてもらうため、“自分の考えを、本にして渡そうかな”と今回の会見で話していました」(専門誌記者)

 新庄の本といえば、18年に自叙伝『わいたこら。』(学研プラス)を上梓しているが、新庄は清原和博氏(53)の『告白』(文藝春秋)を引き合いに、

《アレには勝たなきゃいけないね。やっぱり野球じゃかなわなかったから、本では大先輩の清原さんに勝ちたい》《僕からしたら、清原さんはスーパースター……っていうか、もうムービースターですよ(笑)。僕は誰と会っても緊張しないんですが、清原さんクラスになると話は別。それぐらいスゴイ存在です》

 と、語っていたことがある。

《雑誌では仲がいいとか書かれたりしますけど、清原さんの電話番号も知らないし、飲みに行ったこともない》

 と恐縮していた新庄監督だったが、昨年12月に行われた『清原和博による野球教室 西東京市軟式野球連盟少年部 野球教室』で、12球団合同トライアウトに参加していた新庄監督について、清原はこう語っていた。

「新庄君は華がありますし、見た目と違って野球に対する姿勢は素晴らしいものがあると思うので、是非頑張って欲しいなと思います。僕の願いとしては受かって欲しいですし、今低迷している野球界にスパイス的な存在として新庄君がプロ野球に入ってくれると違う意味で、プロ野球が盛り上がるんじゃないかなと思います」

 清原も期待していたプロ復帰が思わぬ形で叶ったビッグボス新庄。来季の日ハム戦は、連日満員になること間違いなし!?

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