土屋太鳳、過去の「嫌われ太鳳」大逆風からまさかの絶賛再評価!「第2の松たか子」になれる3つの理由の画像
土屋太鳳

「意外なところで、評価が高まっています。特にSNSでの評判はものすごいものがありますね。このままいけば、第2の松たか子にもなれるんじゃないでしょうか」

 と、映画ライターが語るのは、女優の土屋太鳳(26)のこと。土屋が主演声優を務めたアニメ映画『アイの歌声を聴かせて』が、たいへんな評判になっているという。 

 土屋が演じたのは、試験中のAIロボットで外見は美人女子高生の“シオン”という少女。クラスでいつも一人ぼっちの少女サトミ(声:福原遥)の“幸せ”になぜかこだわり、突然歌いだしたり、思いもよらない方法でサトミの“幸せ”を叶えようとするポンコツAIロボットだ。

「サトミほかクラスメイトたちの青春群像劇にくわえ、AIの自我の目覚めなど見どころが盛りだくさんですが、何といっても最大のポイントは土屋さんが演じる“シオン”のミュージカルシーンの数々です。

 日常で突然歌いだす様子は、普通なら不自然ですが、本作はシオンがちょっとポンコツなAIという前提や“ある秘密”、ほかのAI機器を操作して効果音や照明器具の演出で盛り上げる、といった要素にくわえ、土屋さんの圧倒的な歌唱力がシオンに説得力と楽しさを与えてくれました。

 ちなみに、ミュージカルについては随所にディズニー映画のオマージュを感じさせます」(前出の映画ライター=以下同)

 ディズニー映画と女優といえば、『アナと雪の女王』でアナの姉・エルサを演じた松たか子(44)が思い起こされる。松は同作の主題歌『Let it go』の日本語版を歌唱し、映画も曲も大ヒットを記録。のちに、米アカデミー賞の授賞式に招かれて同曲を歌唱するというとんでもない快挙を達成したことでも知られる。

 本作を手掛けた吉浦康裕監督は、映画パンフレットで土屋の演技について、

《土屋さんには、歌唱シーンにおいて「曲の個性に合わせて歌い方の個性も変えてください」とお伝えしました。ミュージカルを経験されているとはいえ、その難しい注文に見事にこたえてくださいましたね》

 と、語っている。

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