■新メンバーは好感度は高いが食レポが致命的に下手

「コロナ禍の前、“ロケ費の節約”を目的に海外ロケに通訳なしで行ける人材として新規加入したアメリカ人のまかろにステーションギャビン(26)に期待する声が多いですね。結局、採用後にコロナ禍で海外に行けなくなったため、国内でお試し企画『ギャビンのボランティア旅』を、今年4月8日と11月14日に放送しました。熱心だし、人柄そのものは一生懸命で視聴者からもロケ先のスタッフも“カメラが回って無いところでも一生懸命だった”と好感度も高いんですが、テクニックがまだまだという印象です」(前出の関係者)

 牧場など各所を訪れるも、「特別面白いことは起こらなかった」「いくつものお手伝いをさせていただくため、全てをお見せすることはできない」とナレーションに指摘されてダイジェストとして紹介されており、いわゆる「撮れ高」と呼ばれる、映像として使える「面白いロケ」がまったくできなかったものと思われる。

 ギャビン自身も自分のふがいなさに心を痛めており、

「僕ではなく、ほかの芸能人がロケをしていたら、もっと牧場のPRになったことだろう」

 と日記で反省したり、スタッフに涙ながらに「仕事としては失敗しているな、という気持ち」「自分がもっと強かったら、関わった人がもっと映っていた。まだまだ、スキルが足りないなって……」と語ったりしていた。

「素直に見ていて応援したくなる人柄の良さはあって、スタジオの反応も悪くないし、素潜りが得意という強みもある。“『イッテQ!』切られたらぼくはビザ切られちゃう(日本に住めない)”という切実な事情もあるし、頑張ってほしいものです。

 ただ、レンコンを食べて“レタスみたい”と、食レポの御法度である“ほかの食材にたとえる”をしてしまって反省したり、ヤコウガイの刺身を食べて“噛んでスラ~っと”“焼いてないのに、洗うだけで完全に取られてます”と、食レポになると日本語が急に滅茶苦茶になってしまうという、なかなか深刻な欠点も明らかになりました。日常会話は本当にペラペラなんですが……」(前同)

 一定の成果は出せているが、残念ながら即戦力にはなりきれていない、というのがギャビンの現状と言えるだろう。

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