「相変わらず『ラヴィット!』(TBS系)は低空飛行を続けていて、上がり目がまったく見えません」
そう話すのは民放キー局関係者。
麒麟の川島明(42)がMCを務める朝の情報番組『ラヴィット!』は今年3月末のスタート以来、低視聴率が続いている。
しかし、『ラヴィット!』の前番組として、10月1日には安住紳一郎アナウンサー(48)と香川照之(55)がMCを務める『THETIME,』(TBS系)がスタート。
スーパーエースの安住アナと人気実力派俳優・香川による同番組に引っ張られる形で『ラヴィット!』の視聴率も上昇するのではないかと言われており、番組関係者も「10月まで我慢しましょう」と言っていたほどだという。
「これまで世帯視聴率2%台をうろうろしていましたが、10月27日には3.4%(すべてビデオリサーチ調べ、関東地区)を記録するなど、たしかに上がったんです。ただ、それも一時的なもので、ここ最近はいつもの2%台に戻ってきています。11月19日の世帯視聴率は2.4%。1%台転落も予感させる数字ですね……。
また、川島さんがTBSでMCを務めるもう1つの新番組も、開始早々ピンチに直面していると言えそうです」(前同)
その番組というのが、10月11日にスタートした『100%!アピールちゃん』(毎日放送制作、毎週月曜22時~)だ。
同番組は、昨今はSNSなどを駆使して情報発信し、成功を遂げる人がいる一方、「アピール下手」でも魅力を持っている人や企業は少なくない。そんな人、企業の魅力を全力で世に伝える番組だ。
MCを川島と指原莉乃(29)が務め、Hey!Say!JUMPの有岡大貴(30)とハリセンボンがレギュラーメンバーとして出演している。
初回2時間SPの平均世帯視聴率は3.7%(すべてビデオリサーチ調べ、関東地区)、個人視聴率は1.9%と厳しいスタートを切り、11月15日の放送回ではさらに落とし、世帯2.7%、個人1.4%だった。
「同時間帯の『しゃべくり007』(日本テレビ系)が世帯8.8%、個人4.8%、『報道ステーション』(テレビ朝日系)が世帯12.0%、個人6.7%ですから、『アピールちゃん』はまったく太刀打ちできていないんです。
そんな『アピールちゃん』は現場の制作体制もかなりグダグダだといいます。というのも、立ち上げにあたり実績のあるディレクターが集まらなかったようで、企画会議もかなり難航しているそうですよ。そもそも、番組の成り立ちがよくなかったのではないか、とも言われていますよね」(同)