■『アピールちゃん』は『オモウマい店』の二匹目のドジョウを狙った!?
前出の民放キー局関係者が続ける。
「現在、視聴率が深刻な『アピールちゃん』は、もともと“『オモウマい店』をやりたい”といったところから立ち上がった番組だといいますからね」
ヒロミ（５６）とバイきんぐの小峠英二（４５）がＭＣを務める『ヒューマングルメンタリー オモウマい店』（日本テレビ系、中京テレビ制作）は、「オモてなしすぎでオモしろいウマい店」を発掘するため、スタッフが日本中を大捜索するという内容の中京テレビ制作のグルメバラエティ番組。
４月１３日にレギュラー放送がスタート以来、高視聴率を記録し続けており、１０月１９日放送の２時間ＳＰの世帯視聴率も１４.８％をマーク。今や日本テレビを代表する大人気番組になったと言っても過言ではないだろう。
１１月１６日の放送では、超安価でバラエティ豊かなおかずが盛りだくさんの定食を提供する「オモてなしすぎウマい店」や、過去２回にわたって放送した、エアコンが故障して４０度近い調理場で汗水垂らして奮闘する姿が話題を呼んだ静岡県沼津市のスパゲティ店に再び密着した。
「この日の放送の世帯視聴率も１２.７％と高い水準をマークしています。スタッフが足を使って調べた超個性的な店や店主、メニューを紹介する異色のグルメ番組として大好評で、世帯だけではなく、１３～４９歳のコア視聴率も高いんです。ＴＢＳもそんな『オモウマい店』の二匹目のドジョウを狙って『アピールちゃん』をスタートさせたと言われています。
ただ、業界ではよく言われる話ですが、“あんな番組をやりたい”という人気番組からコンセプトを借用して始まったような番組がオリジナルを超えることは決してありません。必ずそれ以下の水準になり、視聴率が取れないまま終わっていく――そういう番組は星の数ほどあります」（前同）
