■羽生選手は地元への寄付が桁違い

「羽生選手の場合、正確な金額は不明ですが地元への寄付活動にも精力的で、今年3月10日に約210万円、これまで累計3140万円以上を『アイスリンク仙台』に寄付していると、アイスリンク仙台の公式サイトにて明かしています。

 これに限らず18年も”羽生結弦選手(ANA)側と寄付先について相談し、東日本大震災で大きな被害を受けた宮城、岩手、福島の3県に各1000万円を送るほか、残りは日本赤十字社を通じて、北海道地震や西日本豪雨、熊本地震などの被災地に届ける”と『読売新聞』が報じたり、地元への精力的な貢献を行っていますね」(前出の専門誌記者)

 羽生が国民栄誉賞を受賞した理由についても「ここまで切り開いてくださった方々がたくさんいる中で、代表として僕が頂いた」とコメントしていたことから、東日本大震災で苦労してきた中で、多くの人に支えられてきたという意識や、被災者を勇気づけたい気持ちの表れではないか、と言われている。

「オリンピックの栄誉や、昨年に読売新聞が行った『羽生結弦展』のような活動で収益を得て、それを故郷・仙台に還元している印象を受けます。大谷も羽生もどちらも、東北の星であることは間違いない。オフをトレーニングしつつもゆっくりと過ごすだろう大谷と比べて、羽生についてはケガの回復が心配されています」(前同)

 羽生選手は、グランプリ(GP)シリーズの第4戦NHK杯を右足関節靱帯損傷で欠場したが、このケガの回復が遅れたため11月26~28日の第6戦も欠場すると発表されている。

 羽生選手と大谷選手にはこれからも、東北に希望を与える存在であってほしいーー。

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