■“代表作ナシ”に焦る竹野内豊

 今年4月クールにフジテレビの月9ドラマとして放送されたドラマ『イチケイのカラス』。主演を竹野内が務め、黒木華(31)、小日向文世(67)といった実力派俳優が脇を固めた。

 6月14日の最終回は13.9%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)を記録し、ドラマは有終の美を飾った。さらに、『イチケイのカラス』の映画化が決定したと同月24日発売の『週刊文春』(文藝春秋)が報じたのだ。

 同作で主演を務める竹野内は11月12日に長年所属してきた大手芸能事務所から、年内いっぱいでの退所を発表。

 同じ事務所の先輩である唐沢寿明(58)には『白い巨塔』(フジテレビ系)や映画『20世紀少年』が、竹野内と『ビーチボーイズ』で共演した反町隆史(47)には『GTO』(ともにフジテレビ系)や『相棒』(テレビ朝日系)といった代表作がある。

 しかし、竹野内にはこれといった代表作と呼べるものがなく、焦りを感じていたことも独立を後押ししたと11月25日発売の『女性セブン』(小学館)では伝えている。

「言われてみれば、竹野内さんの代表作を問われてもなかなか答えられないですよね。ただ、『イチケイのカラス』はドラマがスマッシュヒット。加えて劇場版になるとすれば、竹野内さんのキャリアにおいて代表作になる可能性は十分に考えられます。ただ、肝心の竹野内さんの演技には、やや問題があるとも言われましたよね……」(前出の制作会社ディレクター)

 一部では竹野内はセリフ覚えがそれほど良くはないとも報じられている。

「ドラマの現場でも噛み噛みでNGを出すこともたびたびあったようです。だからといって落ち込んだり、ふさぎ込んだりするわけでもなく明るく振る舞うので、逆に“竹野内さんってすごい”という声も出たといいますね。

 ただ、映画となると上映時間は2時間前後。それに1シーン1シーンが長尺になります。そのため、竹野内さんのセリフがかなり減らされるのではないかともささやかれているんです」(前同)

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