■「アナウンサー試験全敗」が培ったホラン千秋の精神

 民放キー局ディレクターは話す。

「ニュース番組のキャスターは硬派であるべきという風潮がありますが、ホランさんはバラエティ番組では笑いに徹してくれるんです。彼女は“キャスターは真剣にやりたいけど、バラエティには全力でいかせてください!”というタイプのようです」

 11月20日放送の『千鳥かまいたちアワー』(日本テレビ系)にゲスト出演したホランは、体のラインもはっきり分かる全身タイツのようなスパイダーマンの衣装を着て登場し、スタジオの笑いを誘った。

「ホランさんはニュース番組のキャスターだからといってバラエティ番組でも決して妥協せずに100%で臨んでくれる。スパイダーマンの衣装は、同じく夕方のニュース番組のキャスターで、フジテレビOGの加藤綾子さん(36)ならきっとやってくれないですよね」(前同)

 ホランは「タブー一切なし」とも言われているという。

「ホランさんがこうした考えに至ったのは、就職時に民放キー局のアナウンサーにすべて落ち、さらにテレビ局の制作の採用試験でも全敗したことが大きいのではないでしょうか。しばらくは不遇の時代が続き、アルバイトなどもしていたそうですからね。

 そこから見返してやろう、何でもやって這い上がってやろう、という思いでここまでやってきた。『Nスタ』のキャスターというポジションを確立した今でも、その精神は健在で、バラエティでも出し惜しみなどせず全力投球だから、さらに人気が出るんでしょうね。

 昨年9月には『バイキングMORE』(フジテレビ系)を卒業しましたが、それまでは坂上忍さん(54)のセクハラまがいのイジりや毒舌にもしっかり対応していましたからね。バラエティでもタブーなし、しかもニュースも読めて、美しい。たしかに、“陰りが見える王者”日テレの“土台”を切り崩せるのは、ホランさんしかいないのかもしれませんね」(同)

 日テレは今、ホラン千秋と『Nスタ』に恐れおののいているのかも!?

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