■渡辺「中年でよかった瞬間なんてないですよ(笑)」

――最後に、この本にちなんで「中年でよかった瞬間・よくなかった瞬間」をお聞かせください。

渡辺「中年でよかった瞬間なんてないですよ(笑)。ある?」

長谷川「僕は、世に出れたのがこの年齢である意味良かったなっていうのはあって。これがもし20代でこうなってたら多分、カン違いしてたなと思って」

渡辺「でも、早いうちに売れて、カン違いして天狗になってみたかったですね……。もう無理ですからね、それは。もう天狗にはなれないですよ」

長谷川「僕なんか、河童のままですからね。

 あと、どこに行っても僕が年上になるので。現場に行っても、ライブ会場でも、テレビスタジオでも1番上だったり……だから、優越感がありますね(笑)。“みんな年下だろう。俺の方が長く生きてんだ”って」

渡辺「クソ野郎じゃねぇかよただの(笑)」

長谷川「イチローより年上で、僕の方が偉い!」

渡辺「偉くはないだろ。年上なだけだろ。あっちの方がずっと偉いよ」

――「よくないところ」は?

渡辺「中年になったら、身体にガタが来てますね、本当に。どこかしこ痛くて。四十肩で肩も上がらなくなりました」

――いま、本当に多忙ですからね。

長谷川「僕も一緒なんですよ。少し前に腰をやっちゃって。いまはサポーターを巻いてるんですけど、腰が痛い。あと、左足の膝も2回水を抜いてて。隆は四十肩ですけど僕は五十肩ですから。上げられるけど、痛いんですよ」

――それこそ「こーんにーちはー!」の姿勢ってキツいんじゃ?

長谷川「そうですね。下半身を沈めるので、長時間はキツいですね」

渡辺「もうアンダースローにすればいいじゃん。下から上げる感じで」

長谷川「手の振りをね。でも、キツいのは下半身。沈めるので、あれを一瞬なら大丈夫だけど長時間となったら……」

渡辺「運動しなきゃだめだね。鍛えなきゃね我々は」

――俳優のお仕事とかは来てないですか?

長谷川「待ってるんですよね」

――スーツすごく似合ってるし、お顔が奈良時代の僧侶みたいだし。空海とかイケそうですね。

長谷川「ちょんまげ似合うとか言われますね」

――渡辺さんも「マネジャーに間違えられた」って自虐ネタを話していますが、逆に刑事役とか似合いそうです。

渡辺「ありがとうございます」

――本日はありがとうございました!

 11月25日放送の『THE突破ファイル』(日本テレビ系)の再現ドラマで本当に刑事役で出演していた錦鯉。

 2年連続となる『M-1』決勝の舞台に立つ2人。これからも「中年の逆襲」に期待したい!

くすぶり中年の逆襲(新潮社)

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