■あの売れっ子コンビも都留を気に入っている

「また“そもそも準々決勝の進出者発表を朝5時にやった時点で狂ってる”という、事実にちなんだ発言にも、会場はひときわ大爆笑。最後はお決まりの“東大へ行け!”ネタで都留が締め、“メガネを買うより大切なものが見えるようになりました”と、冒頭の伏線を尾身が回収して締めた。漫才という枠組みを超えたメタ漫才という新しさもあるし、『M-1』と吉本に対してなんの遠慮もなくタブーに切り込んでみせた。《敗退することで漫才が完成する最強のコンビ》という声もあるほどです」(前出の専門誌記者)

 都留は、今回のファイナリストに非吉本が増えた件について、12月2日に、

《55.5%

 始まって以来の数字の低さ、今年は搾取が変わるかもしれないな。》

 と満足げなツイートをしていた。

「実は、あの千鳥も都留を気に入っており、11月28日に放送されたバラエティ番組『チャンスの時間』(ABEMA)では“いまハマってる”と紹介され、ノブ(41)が“ネタ見た後の感覚は『キングオブコント』の空気階段のよう”、大悟(41)が“子どもの頃見てたモノマネ、似てるのとバカバカしさが、これなんです”と大絶賛しています。あまりに都留がフィーチャーされて、尾身が“じゃない方芸人”になりつつあるのは気がかりですが、間違いなく人気芸人の仲間入りを果たすと思いますよ」(前同)

『俺がついてるぜ』の反省会動画で、都留はこう語って動画を締めた。

「いいかお前ら、大事なのはな、M-1で勝つことでも東大へ行くことでもない。自分の信じた道を行く、目標に向けて一分一秒がんばったその時間、そして仲間との思いなんだ。

 いいか、それが分かったらYouTubeをいっぱい再生して、もっと俺たちにお金とか仕事くれ! お金とか仕事をくれて、俺たちはテレビ局に行けぇ!」

 今回の『M-1』で、ある意味でファイナリスト級の注目を集めることに成功したラパルフェ。ブレイクは目の前かも!?

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