令和不況を「月10万円で楽しく暮らす」15の裏ワザ・超節約ガイド!の画像
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 “年収200万円時代”が忍び寄るが、金はなくとも笑って暮らしたいもの。コスパ最高の“処世の知恵”を大公開!

 ガソリンの高騰に、進む円安、庶民に厳しい令和不況の時代。追い打ちをかけてくるのが、いずれ訪れる年金受給額の減額だ。年明けの1月に『長生き地獄』(角川新書)を出版する、経済アナリストの森永卓郎氏が指摘する。

「このままだと、30年後に厚生年金世帯の夫婦2人がもらう月額給付は、月13万円まで下がります」

 中高年にとって、見逃せない大きな問題である。

「加えて年収200万円時代の到来も予測されており、高齢の夫婦2人が月10万円の生活費でやり繰りする時代になるかもしれません」(全国紙経済部記者)

 そこで今回、月10万円で楽しく暮らす節制の裏ワザをお金のプロに聞いた。

「実際に夫婦2人で、月10万円以内で生活している世帯の生活費の内訳ですが、家賃3万円、社会保険料1万3000円、水道光熱費1万円、通信費7000円、食費・雑費4万円となっています」(タウン誌記者)

 都会でも、駅から遠い、築30年以上の4畳半一間のアパートなら家賃3万円という物件もあるが、少し郊外に住めば格安物件に住めると森永氏は言う。

「私がオススメするのは“トカイナカ”での生活です。トカイナカというのは、都会でもなく田舎でもない、都会と田舎の中間という意味。東京都心に比べ、家賃は3分の1程度に抑えられます」

 次にやるべきことは、医療保険の解約だ。保険料を支払うくらいなら貯蓄に回したい。ファイナンシャルプランナーの長尾義弘氏が解説する。

「多くの人が契約する医療保険も、貯蓄があれば必要ないかもしれません。治療費がかさんでも、高額療養費制度でその一部があとで払い戻されるからです」

 前述した10万円生活世帯「生活費の内訳」にも保険料は含まれていない。

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