■通信費と水道光熱費は…

 続いては、通信費と水道光熱費だ。

「まず通信費を7000円に抑えるには、固定電話をやめて、格安スマホと格安Wi-Fiに切り替えましょう。楽天モバイルなら月々2980円、Wi-Fiなら、ポケットWi-FiのMugenWi -Fiと契約すれば、月100ギガまで4000円で済みます」(1Tライター)

 一方、2人世帯の水道光熱費の平均額は月に約2万円だが、1万円にするには爪に火を灯すような節約が必要。それでは毎日楽しく暮らすことにはならない。

 郊外の一戸建てに居住する人には、電気と水は自前での確保をオススメする。

「屋根に太陽光パネルを設置すれば、電気代の負担はほぼなくなります。設置料込みで150万円はかからないと思います。また、水は井戸を掘って生活用水を確保してください。私の家は、水源が深くて諦めましたが、立地によっては1メートル掘れば水源にあたることもあります。その場合、井戸を掘る費用は数十万円で済みます。飲み水は無料で持ち帰れるスーパーのサービスを使用すればいいでしょう」(森永氏)

 あとは「食費・雑費」をいかに4万円以内に抑えるか。食費を切り詰めるには自家栽培が有効だ。

「私もジャガイモ・イチゴ・トマト・キュウリ・ナス・タマネギ・レタスなどを作っています。他に欲しい野菜があったら近所の農家と交換すればいいんです。コメや肉・魚はスーパーなどで買いますが、トカイナカの場合、物価は都会の3割は安い感覚です。特に特売品を見逃さないことでしょう」(森永氏)

 ちなみに、森永氏は夫婦2人で毎月13万円で暮らせる見通しが立っているという。

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