■青木理氏の「ダメダメ」発言にツッコミ

 新型コロナウイルスのオミクロン株の拡大についての話題の際、青木氏は、日本では現状、感染が低い水準に抑えられていることについて「よくわからないですよね」と苦笑い。感染対策と水際対策を訴えたうえで「検査をやって、隔離、保護する、医療体制をきちんと確保して病床を確保する」と基本をしっかりと抑えることの大切さを訴えた。

 続けて、「客観的に見て、日本政府の感染対策ってダメダメだったわけですから」と批判し、「それが岸田政権になってどれくらいきちんとできるのかをメディアも注視していくしかない」と持論を展開した。

 青木氏の「ダメダメ」という言葉に、視聴者からは「ならば、どういう感染症対策が良いのか具体的に示せ」「初期対応はイマイチだったが、ワクチン接種は自治体中心によく頑張ってるとなぜ言えないのか。まあ、青木さんに期待しても仕方ないが」「世界的に見て日本の新規陽性者は悪い時でもさざ波程度 ダメダメなのはマスコミの報道姿勢」といった声が上がっている。

「再び感染者数が増えている国もある中、現状、日本は新規感染者数や死者数を抑えられていますからね。そのため、青木氏の“ダメダメ”とだけ言い放ったことに反発する声が出ているんでしょう」(前出の制作会社関係者)

 青木氏の発言にお笑いタレントのほんこん(58)も反応。12月12日、ほんこんはツイッターに青木氏の発言を取り上げた記事を添付し、「医師会や分科会に仰ってるのかな?」と皮肉を込めて綴った。

 今回は青木氏への批判も上がってしまったが、幾度となく舌禍事件を起こしている張本氏を起用し続けた『サンモニ』対しては、SNSには「バイキングが終わるのも嬉しいけどサンモニが終了する方がもっと嬉しい」「バイキングは来春番組が終了するって言ってる。サンモニも頑張るのを終わりにしたらどう」といったコメントも寄せられている。

「『サンモニ』は世帯視聴率がとんでもなくよく、15%を超える日も多いんです。そのため、これまで問題が指摘されてきたにもかかわらず、番組終了の可能性すら語られることはなかった。

 しかし、テレビ局の番組評価基準が世帯視聴率からコア視聴率へと移行しました。だからこそ、コア視聴率を持っていないとされる坂上さんの『バイキング』は終了するわけですし、たけしさんは番組を降板するわけですが、そういった意味では『サンモニ』はその権化のような番組です。

 出演者も視聴者もシニア層が中心。世帯視聴率はいいですが、コア視聴率は取れない。加えて、舌禍事件が連発しているということもあり、TBS上層部も重い腰を上げて思い切った決断をする時期にきているのかもしれませんね……」(前同)

 坂上、たけしに続き引導を渡されるのは、長年にわたってTBSに貢献してきた『サンモニ』と関口なのだろうか――。

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