■【注意】次のページはドラマ原作のネタバレを含みます

 今回実写化されるエピソードは『ザ・ラン』、『背中の正面(原題:チープ・トリック)』『六壁坂』の3本。『六壁坂』以外は、原作通りなら高橋は非常に肉体を酷使しなければいけないという。

「まず『ザ・ラン』は原作で露伴が珍しく“人の性格を見抜けるとうぬぼれていた”と心底反省するほどのトラウマになったエピソードです。露伴がスポーツジムで出会った橋本陽馬(笠松将)と、ふとしたキッカケで“時速25kmに達した瞬間にランニングマシンの停止スイッチを押せたら勝ち”という勝負をするんですが、陽馬のある行動が原因で失敗したら即死するデスゲームと化してしまい、その場で走ってるだけとは思えない、とんでもない躍動感にあふれた戦いになるんです。これを実写で演じるとなると、長ゼリフを喋りながら、心の声を入れる余白も計算しつつ延々と走り続けなければいけないという過酷すぎる撮影になるんですよ」(前出の専門誌記者)

『背中の正面』は、どのようなエピソードなのか。

「実写版には『ジョジョ』の象徴である“スタンド”という超能力の説明がカットされているためアレンジされると思いますが、露伴が“背中を見られたら死ぬ”というスタンド『チープ・トリック』に憑りつかれてしまうんです。壁や通行人に背中をくっつけながらじゃないと移動できなかったり、階段にいたっては2人以上いるときはブリッジしながらじゃないと登れなかったり……高橋の肉体のすごさが実感できると思いますよ」(前同)

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