■俺たちの菅波がトレンド入りした名シーン

 続いて、7月29日放送、第11週「相手を知れば怖くない」54話の、“#俺たちの菅波”がツイッターのトレンド入りした菅波のハグシーン。これまで、モネを背中からハグしようとして止めたり、モネに手を伸ばそうとしたら彼女の父親が来てジャマされるなど、一歩踏み出せない菅波だった。

 未知(蒔田彩珠/19)や亮(永瀬廉/22)たちが気仙沼へ帰ったあと、コインランドリーに菅波がやって来ると、モネに登米の診療所に専念したいと告げる。思わぬ菅波の決断を聞かされ、モネは動揺して彼の手を取り、「先生が、どこ行っても応援します。でも……」と言葉に詰まる。

 菅波が「どうしたの?」と問いかけると、モネは、亮の「何でもいいから、今だけでいいから助けてくれ」という願いに応えることができなかった。それなのに「先生が目の前からいなくなっちゃうのヤダ」と思ってしまうのだと、苦しい胸の内を明かした。

 すると、菅波はモネを抱きしめて、「あなたの痛みは僕には分かりません。でも、分かりたいと思っています」と訴える。菅波の「どうしたの?」というタメ口が優しい声で、ようやくモネを抱きしめることができた、あたたかい想いがあふれたハグシーンだった。

 そして、9月20日放送、第19週「島へ」91話の、いつも知的で冷静な菅波が、感情を爆発させてしまうプロポーズのシーン。突風の被害を受けた気仙沼の実家が心配で眠れず、コインランドリーでうたた寝してしまったモネ。目が覚めると、菅波が明日誕生日を迎えるモネに会いにやって来た。

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