■これからは面倒くさい男の役ばかり?

 菅波が「別に(誕生日に)合わせなくてもいいかとも思ったんだけど、こういうのはタイミングだから」というと、モネは「ここで?」と驚く。プロポーズすると悟られたと思ったのか、菅沼は本題を切り出したが、どうしても表現が理屈っぽくなってしまい、思わず「違う!」と否定してしまう。

 さらに、菅波は「理屈ではそうだ、でも理屈じゃない。何なんだろう、僕らの今の生活、今までの生活! どう思う? あなたは今どう思ってる?」と早口で暴走。とまどうモネは、会えなくて寂しいと思うことはあるがお互いの仕事のためだと理解を示すが、菅波の感情は高まるばかり。「これだ。この感情がすべてだ!」と悟る。

 そして、モネの目を見つめると、菅波は「一緒にいたい。この先の未来、1分1秒でも長く。結婚したいと思ってる」とプロポーズ。そしてようやく冷静になったのか、気象予報士としての新しい試みを結婚によって諦めず、モネには自分の思うようにしてほしいと訴えた。まさかのコインランドリーが舞台の求婚シーンだった。

 理屈っぽいキャラの菅波がハマり役で、坂口は同ドラマに続き、秋期ドラマ『婚姻届に判を捺しただけですが』(TBS系)でも、ヒロインに偽装結婚を提案する百瀬柊を演じて、菅沼ばりの面倒くささを発揮。不器用でピュアな愛情表現に胸キュンした視聴者が続出したため、今後も同様の役の出演依頼が増えそうだ。

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