■荒ぶるケンコバもレーズンパンで長谷川に「完全敗北」

“『M-1』絶対主義”には明確に反対だと思われるケンコバなのだが、今年の優勝コンビ、錦鯉には一目置いているようだ。

「8月17日深夜の放送の『にけつッ!!」(読売テレビ)で、ケンコバは錦鯉の長谷川のギャグについて語っています。2020年の『M-1』で披露した長谷川のギャグ、“レーズンパンは~見た目で損してる!”に対して、自身は大のレーズンパン好きとあって、“怒った。『なんであんなことを言うねん。やめてくれ』って”と説教したそうです。

 しかし、現在は“雅紀さんに完全敗北している”とし、その理由として、長谷川の地元・北海道の札幌のパン屋で『レーズンパンは見た目で損してる』という名前のレーズンパンが発売されたことを語り、まさかのコラボを前に“俺の完全敗北”と話していましたね(笑)」(夕刊紙記者)

 今年50歳となった長谷川の“圧倒的なバカさ”を全面に押し出して、こらえようがない笑いを取っていく錦鯉の漫才のスタイル。

「錦鯉は『M-1』の事前のインタビューで、『Mー1』を勝つための対策はしていない、ただただ全力でやるだけ、と語っていました。審査員や会場の客に向けた笑いをしようにも、その術がなかったのかもしれませんが、彼らは自分たちが一番面白いこと、面白いと思ってもらえることを全力で表現し、優勝を飾ったと言えます。

『M-1』では2020年に4位に入ったことでブレイクし、多くのテレビ番組などで活躍。そして2021年は見事優勝してみせた。『M-1』でも、そしてその後の活動でも全力で笑いを取り活躍を続ける錦鯉の2人のことは、“『M-1』絶対主義”を否定するケンコバさんも認めるところではないでしょうか」(前出のお笑いプロ関係者)

『M-1』好きも、そうでもない人をも飲み込んでしまう錦鯉のパワーは、本当に底知れない――。

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