■『プロフェッショナル』も『紅白歌合戦』も終わる!?

 12月15日の朝日新聞による、とNHKは視聴者分析などをより重視して全番組を対象に見直しを進めており、来春、大規模な改編を予定。一定の視聴率をキープしている『生活笑百科』と『ガッテン!』も見直しの対象になったという。

 12月23日発売の『週刊文春』(文藝春秋)では、2006年から続く人気ドキュメンタリー番組『プロフェッショナル 仕事の流儀』も終了が検討されていると報じている。

「前田会長はマンネリ化を嫌い、常に新しいものを打ち出したいという考えのようです。その考えからか、『紅白』でさえも見直しの対象になっているというんです」(前出のワイドショー関係者)

 前田会長は紅組と白組を分けたり、優勝旗を渡すシステムを廃止するべきだと言及しているほか、ある幹部には「『紅白』を終わらせる」とも話したという。

『週刊文春』記者からの「2022年末も引き続き『紅白』を楽しめそうか」という問いに、前田会長は「やるかどうかわからないよ」「来年のことはわかんないよ」とコメント。さらに、どのような長寿番組も見直す必要があると語った。

「前田会長は、どんないい番組であっても必ずマンネリ化はある、だから見直さなければならないと考えているわけです。たしかに、SDGsやダイバーシティといった考え方から男女で紅組と白組に分けるというのはナンセンスではないかという指摘もありますし、たしかにそういう時代です。そういった点は見直す必要があるのでしょうね。

 ただ、やはり『紅白』を見て1年の締めくくりを感じたいという人はたくさんいます。今年の『紅白』もすでに大荒れの様相を呈していますが、2022年以降は『紅白』の放送がない可能性もある。毎年大みそかには当たり前のようにあった『紅白』がなくなってしまうとなると、日本の年の瀬は大きく変わってしまうことになりますよね……」(前同)

『紅白歌合戦』は時代とともに形を変えて続いていくのか、それとも番組自体が消滅してしまうのだろうか――。

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