■柄本兄弟の妻はどちらもヒロインやマスコットキャラクターを好演

 ちなみに、『龍騎』は、純烈の小田井涼平(50)が「クロをシロにしてしまうスーパー弁護士」の“北岡秀一 / 仮面ライダーゾルダ”を好演し俳優デビューを飾った作品としても知られている。

 また、中堅どころの俳優も多く出演していて、モバイルニュース配信会社「OREジャーナル」の編集長で真司にとっては兄のような存在の大久保大介を津田寛治(56)が演じたほか、34~42話にかけて登場した“香川英行 / オルタナティブ・ゼロ”を神保悟志(59)が好演。いまとなっては実に豪華な作品である。

 弟の時生は、14年放送の大人向け特撮作品『牙狼〈GARO―魔戒ノ花―』(テレビ東京系)の第9話に“ミキモト”という役でゲスト出演。過去に暴行殺人をしており、終始気持ち悪すぎる演技を見せ続けて、視聴者の度肝を抜いた。いつか兄の佑のように、ヒーローを演じる姿も見てみたい。

「柄本兄弟それぞれの妻も、特撮で活躍しています。安藤サクラさんは18年放送の少女向け特撮ドラマ『魔法×戦士 マジマジョピュアーズ!』(テレビ東京系)でピンクの猫の姿をした妖精“モコニャン”の声を担当しました。

 さらに入来茉里さんは、12年の映画『仮面ライダー×仮面ライダー ウィザード&フォーゼMOVIE大戦アルティメイタム』にて、ゲストヒロインの“上村優 / 美少女仮面ポワトリン”を演じています。新体操が得意な入来さんは、アクションをノースタントで演じたそうですよ。

 ちなみに、『美少女ポワトリン』は90年に同タイトルで放送していた『東映不思議コメディーシリーズ』(フジテレビ系)の11作目が元ネタです」

 多くの特撮に縁がある柄本一家。『シン・仮面ライダー』で見せる佑の演技に期待したい!

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