■『イッテQ』が呼びたいオリンピック選手がいたかも

『ウルトラマンDASH』は、オリンピックで活躍したアスリートらがさまざまな神ワザで課題をこなすという『鉄腕DASH』の派生バラエティ番組。

 スケートボード女子金メダリストの西矢椛選手(14)やサッカーの大久保嘉人選手(39)、ゴルフの原英莉花選手(22)、スポーツクライミング・銅メダル野口啓代選手(32)など多くの選手がチャレンジに挑んだ。

「特に『イッテQ』としては、クライミングの野口選手を先に使われてしまったのは痛手だったかもしれません。“断崖絶壁を登る”とか、“長い道を足を付けずにわたり切る”とか、『イッテQ』の企画向きの競技ですからね。結果的に、共食いのような形で消化されてしまった印象です。『沸騰ワード10』のときもそうでしたが、やはり海外ロケができないとこういうことが増えますね」(専門誌記者)

 同じ日テレの人気番組『沸騰ワード10』は、コロナ禍以降、2度も『イッテQ』と企画がもろ被りする事件があった。

 1度目は、20年7月放送のいとうあさこ(51)の企画『いとうあさこのミステリーツアー IN 山陰地方』でのことだった。

「このロケでいとうは、鳥取の三徳山三佛寺奥院にある『投入堂』というかなりハードな山道の先にある場所に向かおうとします。番組ではいとうが、山道を登ろうとしたタイミングでいきなり“しかしここで問題が!”とナレーションが入りVTRがストップ。

 なんと『沸騰ワード』でSixTONES京本大我(27)が同じく『投入堂』に行くロケをしていて、ほぼ同時期にオンエアされることが社内で発覚してしまったというんです。結局“プロデューサー同士で話し合った結果、我々は負けたのだ”と恨めしそうなナレーションの説明が入り、いとうの登山シーンはカットされました」(前同)

 さらに21年6月27日放送回では、森三中ら女性芸人6人が参加する温泉同好会が自衛隊に体験入隊する、という企画が組まれた際も、似た出来事があった。

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