■いなくなった風間俊介はどうなる？
今のところ、クリーニング店の客と店員という関係のままだが、町の地蔵盆の縁日でのシーンで、るいとジョーの恋の始まりを予感させて第１０週は終えた。次週では、過去の記憶を取り戻したるいが、前を向いて生きていこうと決意。一方、ジョーは、トランペッターとして有名になれるかの岐路に立つようだ。
岡山を舞台に闇展開が続いた“安子編”と変わって、大阪を舞台ににぎやかな展開になり、朝ドラらしい明るさが戻ってきた。人気トランペッターのトミー（早乙女太一／３０）と、ジョーに想いを寄せる短大生のベリー（市川実日子／４３）による恋のさやあてなど、４人の恋模様にも期待したい。
しかし、気になるのが週の前半で姿を見せなくなった、弁護士の卵である片桐晴彦（風間俊介／３８）の存在だ。るいは片桐と映画デートに出かけるのだが、風のイタズラで額の傷を見られてしまう。そのときの片桐の表情がショックを受けたように見え、るいは逃げるように彼の前から立ち去ってしまった。
その後、片桐はクリーニング店にやって来てるいと顔を合わせるのだが、気まずい空気でまともに会話することができず、立ち去った理由を問いかけることもできない。それから片桐が姿を見せることはなかったが、演技派の風間を配役しているのだから、再登場の可能性は高いだろう。
