■笑福亭鶴瓶も共感する、満島のポリシー

 本業である役者業について聞かれると、満島はさらにヒートアップする。

「満島は、自身の演技について、“目の前の人とセッションする”、“相手がツワモノであればあるほど、楽しい”、“アドリブも好きで、よく仕掛ける”と語り、現場で生まれる演技を重要視していることを強調。一方で、現場では、“なんかいやだ”という言葉を連呼してしまう口癖があるという悩みも打ち明けました。幼少期から、“魂が、頭や身体よりも強い”と自覚する彼女は、その何とも言えない心と体のギャップが溢れたときに苦悩してしまう、と語っていました」(同)

 そして、番組の後半では、満島の“作品に対する思い”も吐露された。

「“自分が自分に常に驚きたい”衝動に駆られている満島は、レコーディングなどでも“節回し(ふしまわし)が常に変わっちゃう”と、同じ歌い方は二度とできないとのこと。さらに、2017年に発表された、歌手・MONDO GROSSOの『ラビリンス』という曲のミュージックビデオに出演した際には、耳につけたイヤモニが取れそうになるハプニングが起きたが、その場のノリで踊り続けた、というエピソードも披露していました。

 “アイ・ラブ・ハプニングなので”と、なにが起きても楽しむ姿勢だと言う満島に、視聴者からは“天才っぷりがすごい”、“カッコイイ”という声が寄せられています」(同)

 番組ラストに、満島は、「なにも作品は残ってほしくないと思っています、私は」と過去作品に特別な執着がないことを宣言した。MCの笑福亭鶴瓶は、そんな満島に対し、「ように似てんな。俺もCDも出さないしDVDも出さないし」と、自身に近い、と語っている。

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