■「高視聴率の女神」市川実日子が『カムカム』人気をバックアップか!?

「低視聴率大王」と揶揄されてしまうこともあるオダギリのジンクスを吹き飛ばすキャストとは、「高視聴率の女神」とも称される市川実日子(43)だ。

 市川は、『カムカム』には1月3日放送の第43回から登場。彼女が演じるベリーは、ジョー(オダギリ)の熱烈な追っかけファンの短大生で、ジャズ喫茶「Night and Day」で、るいと出会ったことをきっかけに顔なじみとなっていく。るいとは、ジョーをめぐる恋のライバルでもある。

 そんな市川は、「彼女が出ている作品はヒットする」という評価でも知られている。2018年『アンナチュラル』(TBS系)では、石原さとみ(35)演じるヒロインの三角ミコトの親友役、東海林夕子(しょうじ・ゆうこ)を熱演。市川が演じるキャラクターがメインのエピソードの第6話の世帯視聴率は10.1%を獲得し、他の回よりも数字が高く、彼女の人気を改めて感じさせるものだった。

 2016年公開の、興行収入80億円を突破した大ヒット映画『シン・ゴジラ』では、ノーメイクで演じた官僚役が強烈な印象を残した。それ以外にも、2003年『すいか』(日本テレビ系)や2007年公開の映画『めがね』などでも名バイプレーヤーぶりを発揮しており、いずれもドラマファンから好評を博している。

 そんな評価と数字を取れる女優・市川は近年、オダギリと同じドラマに出演していた。それは、2021年4月クールの『大豆田とわ子と3人の元夫たち』(フジテレビ系)。同ドラマの世帯視聴率は、初回は7.6%。第2話は6.7%だったのだが、徐々に低下の一途をたどり、そして最終回である第10話は5.7%まで下がってしまった。

「ドラマ自体の評価は相当高く、めちゃくちゃ面白いと評判でしたよね。ただ、数字はついてきませんでした。そして気になるのは、市川さんとオダギリさんが“入れ違い”になっていたこと。市川さんは1話から6話までの出演、オダギリさんは6話から9話までの出演でした。市川さんが出ていた時は良かったのに、彼女が出なくなり、オダギリさんが出るようになってさらに数字が下がっていった、というのは考えすぎでしょうか……」(前出の制作会社関係者)

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