■「もう4割打者や!」

 また、21年5月24日放送回で間寛平(72)と共演した際は「寛平師匠が、今大阪で一番おもろい女の子はなぎちゃんやって言ってたぞ」というさんまの言葉と、「(渋谷は)我々のボケを……以上のボケをする」という寛平の絶賛に喜ぶだけでなく、「正直、寛平師匠のボケは止まって見えるときがあります」と完ぺきすぎる切り返しを披露して、「もう4割打者や!」とさんまに絶賛されている。

「渋谷は本当にすごいですよ。20年11月12日放送の『見取り図@~NMB48と京都、時々、廃材アート〜』(毎日放送)でツナギを着たまま漫才をしていた見取り図に対して“紳助・竜介さんみたい”とサラッと発言してふつうに盛り上がっていましたが、一世を風靡した紳助・竜介が解散したのは1985年の話。24歳の渋谷がとっさに出せるたとえではありませんからね。

 つねに勉強している、と本人も言っていましたが、笑いへの熱意はすさまじいものがあります」(前出の専門誌記者)

 大喜利のセンスもずば抜けている。

 たとえば今年6月10日に『たとえるバラエティ クイズ!鼻からスイカ』(日本テレビ系)に出演した際は、「日本の“無い袖は振れない”と同じニュアンスのドイツのことわざは“○○から○○は抜けない”」という穴埋めに「おしりから鼻毛は抜けない」と返したり、「フットボールアワー岩尾望の薄くなった頭頂部の写真を何に例えてツッコミした?」という大喜利に「ゴリラにキズパワーハット貼ったんか!」という絶妙なツッコミで答え、番組を大いに盛り上げた。

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