■超スパルタ学校の、壮絶な生活が明らかに

 その伝説の学校の門をくぐった今田は、その寮生活で壮絶な体験をする。

「“甘いの禁止”と、寮の食事しか口にできなかった当時の生活を振り返る場面では、1回だけ菓子パンが出た日があり、今田さんが、“なんで菓子パン出たんや?”と、喜びつつ疑問を口にしたところ、先輩から、“昔リンチで死んだ先輩の命日やねん、今日は”と、教えてもらった話を披露。

 また、あまりにも甘味に飢えていたので、“新ビオフェルミンを、ラムネ代わりに食うてた”と暴露したり、親との文通が許されていたのを利用して、手紙で“『いちごみるく(キャンディ)』を枕の中に詰めて送ってくれ”とお願いし、キャンディを密かに手に入れては先輩へ献上していたと語るなど、まるでアメリカの監獄での生活のような話が次々に出てきました」(同)

 ジュニアが、「小説とか、映像化したほうがいいんじゃないですか!『今田耕司物語』!」と、つい口走ってしまうほど盛り上がりを見せたトークだが、今田の壮絶な体験はこれで終わりではなかった。

「“(朝の)4時半に起きて雑巾がけをして”、と寮生活のルーティンを語った際は、“便器を手で拭いて……”とさりげなく、便器を素手で掃除するという同校の有名なエピソードを交えて説明。“校長先生が壇上から見て、サボってるやつを指さすねん”と続け、“ほんなら両端から先生が来て、外に連れていかれる”と語り、外に連れていかれた生徒は、しばらくすると憔悴して戻ってくる、と今田さんが言うと、ジュニアさんは“時計仕掛けのオレンジやん”とツッコミを入れていました」(同)

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