■ダウンタウン・浜田との意外な共通点

 こうした高校のエピソードの終盤には、吉本興業の先輩であるダウンタウン浜田雅功(58)の名前も飛び出した。

「恐怖の寮生活を語る今田さんでしたが、当時の校長先生については、“『世の一隅の光たれ』って、ちょっとでもええからどこかに光をともしなさいって、教えは素晴らしかった”と告白すると、その時、ジュニアさんが、“その校長先生は、浜田さんの時も?”と尋ねる一幕がありました」(同)

 実は、浜田も日生学園の出身。浜田の卒業後に今田が入寮したので、直接の接点はないものの、同じような環境下で寮生活を過ごしたことが予想される。

「浜田さんは、過去に、自身の冠番組だった『ダウンタウンのごっつええ感じ』(フジテレビ)のコント中に、“日生学園の恩師が登場する”というドッキリを仕掛けられたことがあります。博士に扮した松本人志(58)の、“スイッチ・オン!”という掛け声で、巨大な装置から煙が吹き出て、その中から恩師が登場。浜田さんは、“うわぁ!”と後ずさり、“こんなの聞いてないぞ”とスタッフへ叫んでいました。

 そして、“この人は本当に怖かったんですよ”と、浜田さんが普段とはまったく違うおどおどとした態度で握手をすると、恩師は“偉なったな、お前”とひと言。松本さんが“彼はどういう生徒でしたか?”と尋ねた際は、“よう頑張ってましたよ”、“朝早くから起きて、水かぶって、便所掃除して……”と恩師が浜田さんの勤勉さを褒めましたが、それに対して浜田さんは、“あんたがやらせたんや…”と泣きまねをし、“先生に松葉づえでどつかれた事があるんです”と告白し、スタジオは爆笑に包まれていました」(同)

 ちなみに、今田は同校の寮生活に耐え切れなくなり、脱走・退学をしたのに対して、浜田は同じく脱走経験はあるものの、寮の副学寮長を務め、卒業まで通ったという。

 Netflixで大きな話題になっている、芸人・ビートたけし(75)の過去を描いた『浅草キッド』が大ヒットしているいま、次の「芸人・ドキュメント映画」の素材に、今田耕司を取り上げるべきなのかも?

  1. 1
  2. 2
  3. 3
  4. 4