■「演歌歌手だからって、ほかのジャンルを歌ってはいけないわけではない」

 21年3月30日に『GINGER』のWEBコラムで氷川はこうコメントしている。

「40歳になったし、自分は自分を生きなければと。まわりが思う私を生きることも大事ですが、自分にしっくりくることを選ぶべき年齢になったと思ったのです。そうしなければ次の20年を歌い続けられない。だって、自分以外の誰かにはなれないから。演歌歌手だからって、ほかのジャンルを歌ってはいけないわけではない。その時代に合わせ臨機応変に表現していったっていい。ルールはないですからね。楽しまなければと」

 19年にはインスタグラムに、《自分らしく生きよう!それぞれの花のように!今日は氷川きよしクリスマスディナーショー!》とつづったこともある。

「こうした背景を考えると、このまま仕事を続けるのは限界、という結論に達し、どうしても辞めたいという気持ちになったのではないかな、と。杞憂だといいのですが……」(前出の女性誌記者)

 溢れる才能とスター性を見せてきた氷川。無期限休養はファンにとってつらすぎる決断だが、はたして……。

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