■東出のプロフィールに現れた“異変”

 舞台初日となる2月5日の初回、13時からの回を観劇したという20代の女性Aさんは語る。

「劇場には、演劇ファンの方たちが多かったですね。ですが、座席は6割程度しか埋まっておらず、後方の席はほぼ空席。初日としては、かなり寂しい客入りでした。

 ただ、東出さんは、想像以上に演技が上手かったですね。だんだん現実と幻想が入り混じり、彼が自分の感情に飲み込まれて、不可抗力的に周囲から逸脱していく――そんな主人公の姿を見事に演じていました。大声で叫んだり、土下座をして謝ったりするシーンもあって、あれくらい感情を露わにするキャラクターを演じている姿を見たのは新鮮でしたね。

 また主人公の年齢、落ちぶれていってしまう設定などは、どこか東出さん本人の私生活とシンクロして見てしまいました。劇中では、女性なら引いてしまうようなゲスなセリフを吐くシーンもあって……ある意味、東出さんが演じたのは適任だったのかもしれませんね」

 と、寂しい客席とは違い、熱い舞台だったというが、Aさんはこの舞台に関して、ある“異変”を発見したという。

「パンフレットを読んでいると、東出さんのプロフィールには、元妻であるさん(36)と共演した2013年のNHK連続テレビ小説ごちそうさん』と、不倫関係にあった唐田えりかさん(24)と共演した2018年5月の映画『寝ても覚めても』が、載っていなかったんです」

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