■主人公が問い詰められるセリフで東出の私生活とオーバーラップ

 同舞台の出演者で、NHK大河ドラマ青天を衝け』にも出演するなどドラマでも大活躍している尾上寛之(36)は、1994年のNHK朝ドラ『ぴあの』で子役デビューしたことを同パンフレットのプロフィールに書いており、また、現在放送中の『真犯人フラグ』(日本テレビ系)にも出演した劇団「猫のホテル」の村上航(51)も、2017年度上半期放送のNHK朝ドラ『ひよっこ』への出演を明記しているという。

 夕刊紙デスクは、「東出の事務所が、杏や唐田に気を遣ったのではないか」とし、こう続ける。

「東出のプロフィールから、『ごちそうさん』『寝ても覚めても』の2作品だけ抜け落ちているというのは、やはり不自然すぎますよね。

 2020年の1月の『週刊文春』(文藝春秋)の杏の妊娠中の“3年交際不倫”スクープから大騒ぎになり、その後、東出と杏は離婚。そうしてもう2年経ちましたがいまだに語られる、“国民的不倫”になってしまいましたからね。

 東出の事務所サイドが、杏と唐田の事務所に忖度して、『ごちそうさん』と『寝ても覚めても』を経歴から消したのではないでしょうか。もしかしたら、杏や唐田サイドから“消して欲しい”という依頼があるという可能性も……。

 今回の舞台『悪魔と永遠』のチケットは、指定席はともかく、各プレイガイドでまだまだ当日引換券の席が余っていますね。2月6日の公演もまだ空席がありました。もちろん、深刻なコロナ禍というのは大きいでしょうが、フジテレビの“月9”で現在映画も公開されている『コンフィデンスマンJP』(フジテレビ系)でメインキャラを務める俳優が主演を務める舞台で、キャパシティー386席の劇場を埋められないのは……。やはり、東出の今後はまだまだ厳しいと言えそうです」

 客入りは寂しい状況にあるようだが、観劇したAさんによると『悪魔と永遠』はすべてのキャストが、まさに全力投球で演じていたそうだ。

「東出さんと尾上さんが舞台上で丁々発止のやり取りを繰り広げ、作品は常に緊張感が漂う仕上がりとなっています。あと、もちろん『悪魔と永遠』という物語の中の話なんですが、東出さん演じる鞍馬に対して周囲の人物が“本当に自分がやったことを反省しているのか!?”と繰り返し問う場面があるんです。鞍馬がうろたえ、苦しい思いを独白する姿は、どうしても東出さんのプライベートとオーバーラップし、思わず固唾を呑んで見守ってしまいましたね」

 13日まで上演されている同作品。プライベート同様、もがく東出の姿がそこにはあるようだ――。

  1. 1
  2. 2
  3. 3
  4. 4