長嶋一茂・石原良純・高嶋ちさ子“暴言&絶縁”飛び交うテレ朝『ザワつく金曜日』も貢献度は“激低”!?「世帯視聴率しか取れない」コア数字「激ワル」“見掛け倒し番組”「ワースト3」発表!の画像
※画像は『ザワつく!金曜日』の公式サイトより

 テレビ各局が世帯視聴率から「コア視聴率」と呼ばれる新たな指標を重視するようになって数年が経とうとしている。10代から50代、もしくは60代までの区分を「コアターゲット」や「コア層」と呼び、その世代の視聴率を「コア視聴率」として偏重するようになったのだ。

「コア視聴率は広告収入に直結するんです。購買力の高いコア層が見ている番組にはスポンサー企業も広告を出稿したい、となりますからね。また、コア視聴率が高い番組には単価が高い広告が入りやすく、シニア層ばかりが見ている番組には単価が低い広告しか入らないという事情もあり、テレビ各局はコア視聴率を重視するようになっているんです」(制作会社ディレクター)

 高い世帯視聴率を取ってもコア視聴率が低ければ、「儲からない番組」となり、つまり局にとっては「貢献度が低い番組」ということになるのだ。

 夜のバラエティ番組に限って見てみると、2月1週目の「世帯視聴率とコア視聴率の差」第3位はテレビ朝日系『ポツンと一軒家』(6日)。その世帯視聴率は13.2%(すべてビデオリサーチ調べ、関東地区)だった。

「これがコア視聴率になると2.3%ですから、世帯との差は10.9ポイントとかなりかけ離れています。同時間帯には1週間で最もコア視聴率が高い『世界の果てまでイッテQ!』(日本テレビ系)があるというのも大きいですが、番組の内容的にもどうしてもメイン視聴者はシニア層に偏ってしまいがちですよね」(前同)

 所ジョージ(67)と林修(56)がMCを務める『ポツンと』は、日本各地の人里離れた一軒家で暮らす人を追うバラエティ番組だ。

「シニア層には面白いでしょうが、特に大きな波乱が起きるわけでもなく、視聴者の多くは“よくこんなところに住んでいるな”と考えながら見たり、“自分もいつかは田舎暮らしを”と自分と重ねながら見るような番組ですよね。若者が最初から最後までずっと見ていられるかと言えば難しいでしょうね。

 MCの所さんは長年テレビで活躍していますから、見ている側も安心感がある。まさにシニア層に刺さる番組の筆頭ですよね。番組は毎週のように世帯視聴率12~13%を記録していて、世帯では『イッテQ!』を超える日も多い。ただ、広告収入は『イッテQ!』のほうが3倍以上高いとも言われています」(同)

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