■脳梗塞に強い病院をチェック
そして、脳梗塞対策に非常に重要なのが、ストレスを減らすことだという。
「(8)できるだけ怒らないように心がけましょう。ストレス過多だと、自律神経が交感神経優位になるため高血圧を招き、脳梗塞のリスクを高めます」(石蔵氏)
万が一、脳梗塞を発症したときは、どうすべきか。
「(9)重症でなくても救急車を呼んで一刻も早く病院へ行きましょう。血管の詰まりが発症から4時間半を超えると、血栓溶解剤を使っても効果が小さくなり、命は助かっても後遺症が残ってしまいます。2015年からカテーテルを用いた新たな治療法が保険適用になりましたが、それでも6時間が限度とされます」(医療ジャーナリスト)
最後に、(10)近くの専門病院を調べておきたい。
「一部の専門病院で扱っている『血栓回収療法』といった新治療法ですと、24時間以内なら助かるケースもあります」(前同)
こんな時代こそ“健康は宝”。10の心得を参考に脳梗塞から命を守ろう。
▼1つでもあると要注意!▼「脳梗塞」前兆チェックリスト
□以前より字が汚くなった
□ー飲食物が飲み込みにくくなった
□階段など、段差で足がよく引っかかる
□顔や唇がしびれていると感じるときがある
□簡単な計算が、とっさにできない
□声がうまく出ないときがある
□たんが絡んだり、むせることが増えた
□めまいや耳鳴りが起こりやすい
□指先が思うように動かせない
□ろれつが回りにくくなった