オミクロン株なんてブッ飛ばせ――誰でもできる、医者いらずの毎日を送るための“元気メソッド”を伝授!
従来株より感染力が増したオミクロン株、たとえば家庭や職場で陽性者が出て、濃厚接触者になっても、感染する人・しない人が存在する。
同じ環境で過ごしていながら、なぜ、こうした差が生まれるのだろうか。
「むろん、マスクの有無など、さまざまな違いもあるでしょうが、仮に他の条件が同じ場合、生活習慣の差が大きいと思います。いい生活習慣を送っていれば、それだけ免疫力がアップしていますし、基礎疾患のリスクも低いのでコロナに罹りにくい。しかも罹っても重症化しにくく、回復も早くなると思います」
こう語るのは、内科医で訪問診療医の清藤大輔氏。
そこで今回、医療のスペシャリストたちの力を借りて、「病気にならない生活習慣」とは何かを、探っていきたい。
■「一日30品目」をバランス良く食べる
まずは「食事」から。よく「一日30品目」をバランス良く食べると健康に良い、といわれる。
「頭の片隅で30品目を意識するようになって食事が変わったね。ふだんはコンビニ弁当や外食が多いけど、丼ものならホウレンソウのおひたし、パスタならサラダなど、プラスアルファをつけているよ」(56・トラック運転手)
食事において、こうした“多品目を食べる意識”は重要なようだ。『主治医が見つかる診療所』(テレビ東京系)など、多くのメディアに出演経験のある『秋津医院』の院長、秋津壽男氏はこう言う。
「“雑食”は免疫力アップにつながるので、広く浅く食べるが勝ちです。一日30品目を目標にしておけば、まんべんなく栄養が摂取できます。結果的に体調が整い、免疫力が向上する。同時に少しずつ、いろいろ食べることで、食べすぎも防げるので、肥満改善にも効果的。私も30品目を意識しつつ、なるべく野菜を多く食べるようにしています」
食事の際に、もう一つ気をつけたいのが「塩分」だ。産業医の下村洋一氏は「減塩」を勧める。