■コロナ禍も安定して切り抜けた

 しかし、4月7日に緊急事態宣言が発令され、多くのイベントは中止に。4月と5月の給料は『note』に100円課金で閲覧可という形なので今回は非公開となったが、6月は14万8638円、7月は6万512円と悲惨な数字になっていた。

 そこから少しずつ持ち直し、8月は19万9713円、9月は31万4014円、10月は37万6027円、11月は36万9120円、12月は約29万円(明細書を紛失したので推定額)と、やはりそれなりに安定した金額をたたき出し、最終的な年収は不透明な部分も含め「332万632円+α」となった。

「21年になると、完全に持ち直していて、最高記録は12月の79万3090円。最低金額も7月の36万317円で、やはり50万円前後を安定して稼ぎ続けています」(前出の専門誌記者)

 そして、『M-1グランプリ2021』で過去最高記録のファイナリスト6位となった翌2022年は、ついに1月に110万1690円を記録。漫才のみで3ケタを稼ぐことに成功した。

「さらに2月には、なんと150万729円を記録しています。ちなみに、12月や1月に給料が増えがちな理由は、秋シーズンに学園祭などのイベントが多いため、そのギャラが振り込まれるタイミングだから、と金ちゃんは明かしています」(前同)

 最終的には「吉本は漫才だけで稼げる会社」としつつも、あくまでも「漫才」がメインの会社なので『M-1』ではなく『キングオブコント』のファイナリストだけでは難しい、と結論づけた。非常に「有意義な動画だったが、この話には続きがある。

「どうも今回の動画や、川瀬が“『M-1』以外の仕事に出ない”という前提条件について、本人からクレームがあるらしく、3月15日にツイッターで告知してから、翌16日にYouTubeのコメント欄でじきじきに修正コメントを出したんです」(前同)

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